2012年7月5日木曜日

宮城県訪問先:仙台往診クリニック

宮城県
仙台往診クリニック
事業担当者:川島 孝一郎先生
訪問日時:201275()13:0014:00

 川島孝一郎先生には、国立長寿医療研究センター内の研究事業 【被災地の実情に応じた的確な在宅医療供給体制の構築方法】にて大変お世話になっております。研究も含め、今後ともよろしくお願いいたします。
仙台往診クリニックへ訪問させていただきました。

仙台往診クリニックは、仙台駅から徒歩8分ほどの都心部にありました。

 古代魚が悠然と泳ぐ研修室にて、研究に関するご相談と、在宅医療連携拠点事業に関するお話を伺わせていただきました。

右上:院長 川島孝一郎先生 右下:研究員 千葉宏毅 様

ICF (International
Classification of
Functioning, Disability and Health
:国際生活機能分類)

生きること=「生活機能」の視点で対象を捉えることを各専門職・在宅医療支援者間で共通化し、対象に生活の支援を提供する事の必要性を伺い、在宅医療は生活の場にある医療、そして対象の生活支援である、という当センターにおける在宅医療の方向性と共通点を確認することができました。

迅速な情報提供・共有化によって、速やかに患者に必要な在宅医療支援が提供できるシステムのご考案を伺いました。
仙台往診クリニックでは、すでにHP上で全国の在宅医療資源を掲載されており、情報を有効に発信・共有することで、より有益な連携の促進活動を展開されているご様子を学ぶことができました。
在宅医療連携拠点として、地域全体を捉えた在宅医療活動を促進する視点と、今年度に実施した活動が、他の機関によって継続されるよう有益なご提案をいただき、事務局として大変勉強となりました。
在宅医療の計画的な事業展開をされておられます川島先生、千葉様に今後ともご教示を頂きたいと感じております。
 
 重厚なご経験や実績を受けて語られるお言葉には、患者様への愛情があふれていると感じました。
 在宅医療における、患者医師間や多職種間等人間関係における信頼と尊敬、深い相互理解によってもたらされる喜びが
今後の在宅医療の発展、推進には欠かせない要素であることも、暖かな川島先生、千葉様より学ぶことができました。
 今後ともご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

仙台往診クリニックのHPには在宅医療支援マップが掲載されております。